ペイペイドームまで「動く歩道」導入を ソフトバンクが福岡市に要望

2025/12/16 17:06 

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 福岡ソフトバンクホークス(福岡市中央区)は16日、市地下鉄唐人町駅―みずほペイペイドーム福岡間を結ぶ「動く歩道」の導入に向けて市に協力を求める要望書を高島宗一郎市長に手渡した。高島市長は「福岡にとってドーム、ホークスの試合があるのは大きな魅力でアクセスは大切な課題の一つ。実現できるよう協力し、完成できる日を楽しみにしている」と話した。

 「動く歩道」は交通政策の基本的指針となる「都市交通基本計画」の見直しの際に民間企業に募集した企画提案の一つ。2024年3~7月に募集し、同9月にホークスなど7社の10案を公表。以降、ホークスと市は協議を続けている。

 計画は唐人町駅からドーム3ゲート付近までの約1キロにおいて川の上に高架構造で屋根付きの動く歩道を設置し、来場者や地域住民の「安全で快適な移動を実現する」としている。また公共空間の占用許可や国による支援の活用などを市に求めている。

 現在、唐人町駅からドームまでは徒歩約15分だが、「動く歩道」の導入によって所要時間の短縮や移動の負担軽減を目指す。完成時期や利用料の有無、試合やイベントの日のみ稼働するかなどは検討中だという。【池田真由香】

毎日新聞

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