日本被団協・浜住治郎氏が大阪で講演 胎内被爆者のつらさ語る
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が2024年にノーベル平和賞を受賞したことを記念し、浜住治郎事務局長(79)=東京都稲城市=が24日、大阪府枚方市総合文化芸術センターで講演した。日本被団協の歩みや今後の課題を語り、約140人が聴き入った。
24年10月の受賞決定を「とても胸が熱くなるような思いで、まるで昨日のような感じがする」と振り返った。
1945年8月6日、浜住さんは妊娠3カ月の母のおなかの中にいた。広島の自宅から4キロほど離れた爆心地付近の職場に向かった父はそのまま帰らぬ人となり、父を探しに爆心地近くに入った母とともに被爆した。
母親の胎内で浴びた放射線の影響で、重い障害を負う原爆小頭症の実態にも触れ、「胎内被爆者は生まれる前から被爆者。原爆は本人の未来を奪い、家族をも苦しめる悪魔の兵器だ」と訴えた。
浜住さんは6月から、胎内被爆者として初めて事務局長を務めている。「核兵器をなくすため、私たちは証言を通じて今後も取り組んでいく。人類が核兵器で自滅することがないよう、ともに頑張っていけたらいい」と呼びかけた。
講演後には、主催した一般社団法人「国際芸術文化アカデミー」の彦前清吾代表理事が日本被団協の受賞を記念して枚方市に寄付した、しだれ桜の苗の植樹式にも臨んだ。【根本佳奈】
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