石破首相「わくわくの出会いの場に」ミャクミャクに感謝も 万博閉会

2025/10/13 15:58 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 大阪・関西万博は13日、半年間の会期の最終日を迎え、会場内の「EXPOホール シャインハット」で閉会式が開かれた。

 閉会式では石破茂首相が「184日間の会期の間、大屋根リングに体現される『多様でありながら、ひとつ』のメッセージの通り、わくわくするような出会いの場になったと思う」とあいさつ。個性的で愛くるしい姿で万博を成功に導いたとして公式キャラクター「ミャクミャク」に同日、感謝状を贈呈したことを明らかにした。

 万博の名誉総裁を務める秋篠宮さまも「この度の博覧会を契機に、多くの人々が夢洲(ゆめしま)に集い、つながり、相互理解を深め、人類が直面している共通の課題への解決策を共に考える機会を得たことは非常に意義深い」と述べられた。

 開催地となった大阪府の吉村洋文知事もボランティアや関係者などに対して「ありがとう」を7回繰り返して謝意を示した後、「またいつの日か、ここ日本で万博をやりましょう。ありがとう」と呼びかけた。

 また2030年の万博開催地となるサウジアラビア・リヤドに博覧会国際事務局(BIE)の旗が引き渡された。

 大阪・関西万博は、大阪市の人工島「夢洲」で4月13日から10月13日までの日程で開催。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、165の国・地域・国際機関が参加した。運営する日本国際博覧会協会(万博協会)によると、12日時点での一般の入場者は速報値で約2529万人。05年の愛知万博(愛・地球博)の2205万人は上回ったが、万博協会が当初、想定していた2820万人には届かなかった。【岡崎英遠】

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報