北海道、史上最も暑い夏に 21地点で平均気温が過去最高 6~8月

2025/09/05 18:06 

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 札幌管区気象台によると今夏(6~8月)、北海道内22の主要観測地点のうち江差町を除く21地点で平均気温が観測史上最高を更新した。22地点の平均気温は平年と比べて3・7度高く、これまで最高だった2023年を上回り、統計を取り始めた1946年以降で「最も暑い夏」となった。

 地域別では、平年と比べてオホーツク海側が4・5度、太平洋側が3・8度、日本海側が3・2度高く、いずれも観測史上最高を記録。地点別の平均気温は、雄武町20・6度(平年比プラス4・7度)、枝幸町20・6度(同4・6度)、広尾町20・5度(同4・5度)で特に上昇幅が大きかった。

 月別では特に7月が平年より暑くなり、24日には北見市で39度、帯広市で38・8度といずれも史上最高気温を観測した。

 札幌市中央区では今夏、気温30度以上の真夏日日数が計35日に達し、過去最多を更新した。

 気象台によると、上空の偏西風が蛇行した影響で、北に向かって暖かい空気が流れたことで気温が上昇。9~11月も平年より暖かい日が続く見込みだといい、担当者は熱中症対策や昼夜の寒暖差対策を呼びかけている。【森原彩子】

毎日新聞

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