上皇ご夫妻が軽井沢で静養 公の場に姿を見せるのは1月以来

2025/08/21 17:12 

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 上皇ご夫妻は21日、静養のため新幹線で長野県軽井沢町に入られた。上皇さまは心臓の検査や治療で遠出を控えていたため、公の場に姿を見せるのは今年1月2日の新年一般参賀以来。午後3時ごろにJR軽井沢駅に到着すると、居合わせた人々の歓迎に笑顔で手を振っていた。

 軽井沢はご夫妻が出会った思い出の場所。静養は夏の恒例で、29日に帰京する予定。

 上皇さまは今年5月に東京大病院に検査入院し、無症候性心筋虚血と診断された。服薬調整のために7月に再び入院し、上室性不整脈との診断も受けた。宮内庁によると、住まいの仙洞御所では、診断前よりも運動量や時間を減らし、筋力維持の運動を続けている。

 この日、上皇さまは手を振り、上皇后美智子さまは会釈をして駅前に集まった人の歓迎に応えた。その後は手を取り合いながら車に乗り込んだ。駅前で長年、ご夫妻の様子を写真に収めているという男性(84)は「ニュースを聞いて心配していましたが、お二人ともしっかりとした足取りで安心しました」と話していた。【山田奈緒】

毎日新聞

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