復帰初戦飾った渡辺九段 口調にいつもの歯切れよさなく A級順位戦
将棋のA級順位戦1回戦最後の対局が17日、東京都渋谷区の将棋会館で指された。体調不良による休場が6月末に明けた渡辺明九段(41)は4カ月ぶりの公式戦というブランクを感じさせない指し回しで佐々木勇気八段(30)を降し、復帰初戦を白星で飾った。しかし、終局後の口調にいつもの歯切れのよさはなく、復調は道半ばという印象を残した。
対局は「手将棋になって、ごちゃごちゃしてくればいいかなという感じでやっていた」という渡辺九段の予定通り、序盤から前例のない力戦で双方が長考し合う展開に。午前中に11手、夕食休憩に入った午後6時の時点でも26手までしか進まない超スローペースとなった。
夕食休憩後、本格的な戦いに入ったが、佐々木八段が敵陣に作った馬が働かないうちに渡辺九段が敵陣に襲い掛かり、一気に勝利をたぐり寄せた。
4月10日から6月末までの休場中は「基本的には体のことを考えていた」という渡辺九段。対局中、以前のように足をかばうような様子は見られず、足をほぐすために頻繁に席を外すこともなく、休場前より回復しているように見えた。
しかし、終局後に体調面について尋ねられると、「ちょっと言い方が難しい。はっきりよくなったというわけではないですし」と言葉を濁した。
今期初勝利の思いを問われても「手将棋になってごちゃごちゃしてくればいいかなという感じでやっていたが、歩が足りなくてイマイチな形になった。(初勝利には)まだどう言ったらいいか分からない」と口は重いままだった。
今期、黒星スタートとなった佐々木八段は「一手一手、手が広くて、ちょっと考え過ぎた気がする。精度がかなり低かった。駒がつんのめった形になってしまって、攻めが切れてしまったのが誤算だった」とうつむきがちに振り返った。【丸山進】
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