復興のシンボル パンダの「タンタン」の剥製、中国に引き渡し 兵庫
神戸市立王子動物園は26日、国内最高齢の28歳で昨年死んだメスのジャイアントパンダ「タンタン」の剥製を中国に引き渡したと発表した。愛らしい姿が人気を集め、阪神大震災(1995年)からの復興のシンボルとして親しまれていた。
タンタンは震災の年に中国・四川省で生まれた。4歳の時、日中共同での繁殖研究を進める目的で王子動物園にやってきた。
すぐに見学者が200万人を突破するほどの人気に。2008年に人工授精で産んだ赤ちゃんは3日後に死に、その後は子に恵まれなかった。
当初10年間だった貸与期間は延長され、20年に中国への返還が決まっていた。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されるとともに、21年には加齢による心臓疾患が判明。日中の専門家チームが治療にあたったが、24年3月に死んだ。人間なら100歳近くに相当する長寿だった。
死後、市と中国の協議でタンタンを剥製にすることが決まった。剥製は骨格標本などとともに26日、中国ジャイアントパンダ保護研究センターのある四川省に到着したという。
タンタンの剥製は、調査研究や教育普及などの分野で活用されるという。同園の担当者は「無事に返還できて安堵(あんど)した。生前だけでなく追悼式や命日にも多くのファンが園を訪れてくれた。今までありがとうございました」と話した。【栗田亨】
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