給水所ならぬ…「給スイカ所」 恒例の大会開催 山田邦子さんも参加

2025/06/15 18:12 

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 特産のスイカが旬を迎えた千葉県富里市で15日、恒例の「富里スイカロードレース大会」が開かれた。ランナーたちはコースの途中で提供される甘く熟れたスイカを味わいながらゴールを目指した。

 性別、年代別の12部門で6064人が参加。小中学生は2キロ、一般は7キロを走った。一般のコースにはゴールまで約1・5キロの地点に給水所ならぬ「給スイカ所」が置かれ、ランナーが次々に手を伸ばしていた。

 初参加の神奈川県平塚市の会社員、杉山善文さん(52)はスイカをほおばり「ここでスイカを食べたかった。今までで一番おいしい」と喜んでいた。

 「富里スイカ」を気に入り、自ら市内で栽培しているタレントの山田邦子さん(65)はスイカをくり抜いた自作のヘルメットで初参戦。「バテそうになったけど、『給スイカまでもう一息』と声援が聞こえて力が湧いた。スイカを食べたらさらに元気になった」と話した。

 市はこの日のためにスイカ約1640個を準備。各部門の20位までにスイカが1個ずつ贈られた。

【合田月美】

毎日新聞

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