猫治療した獣医師死亡 マダニ感染症の疑い 獣医師会が注意呼びかけ
マダニに刺されて感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS=マダニ感染症)の猫を治療した三重県内の獣医師が、その後SFTSで死亡していたことが13日、県獣医師会への取材で分かった。治療した猫から感染した可能性があり、県獣医師会から連絡を受けた日本獣医師会が診療時に注意するよう呼び掛けている。
県獣医師会が作成した報告書によると、この獣医は4月下旬、SFTSの症状がある9カ月の雄雌1匹ずつを1週間から10日入院させ、検体を民間検査機関に送るとともに治療に当たった。
獣医は5月6日になって虚脱感や食欲不振を訴え、8日夜に呼吸困難で病院へ搬送。検査でSFTSであることが分かり、担当医が感染症法に基づいて保健所に届け出た。医師は12日に死亡。ダニに刺されたような痕は確認されなかったという。
一方、保健所は獣医が経営する動物病院と飼い主を調査し、スタッフや飼い主に異常はないことを確認。猫は検査でSFTSにかかっていることが確認されたが、2匹とも入院治療の経過が良好で退院して今は症状がない状態だという。
SFTSは6~14日程度の潜伏期間を経て発熱や下痢などを起こす。致死率が最大30%と高いのが特徴。国立感染症研究所によると、2013年3月~25年4月末に1071人の感染が確認され、117人が死亡している。
24年3月、患者を診察した医師に感染した事例が報告され、国内で初めて人から人への感染が確認された。ペットからうつったケースも確認されている。【下村恵美】
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