安野貴博氏代表の「チームみらい」 「ファクトチェック用AI」を開発

2025/05/26 18:23 

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 人工知能(AI)エンジニアの安野貴博氏が党首を務める政治団体「チームみらい」は26日、交流サイト(SNS)上の偽情報の可能性を自動で判別する「AIファクトチェッカー」を開発したと発表した。この日、ソースコード(ソフトウエアの設計図)を一般公開し、今夏の参院選での活用を呼びかけた。

 安野氏は大阪市内で記者会見し、明らかにした。自らが2024年7月の東京都知事選に立候補した際、偽情報に悩まされたことをきっかけに、チームみらいのボランティアスタッフらが開発した。

 ファクトチェッカーはAIを活用。政党・政治団体や候補者などに関するSNSの不特定多数の投稿を自動で収集し、政党などのマニフェストや公式アカウントでの過去の投稿など正しい情報と照合する。偽情報である可能性があると判定した場合、根拠を示す短いリポートを作成する。

 チームみらいとしては、運営スタッフがリポートを読み、妥当であると判断した場合に限り、内容を公表する。安野氏は「テクノロジーを使って政治を良くしたいと思っており、そこにチームみらいの存在意義がある。社会問題を解決するため、いろいろな政治家に使ってもらいたい」と語った。【加藤明子、長沼辰哉】

毎日新聞

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