本因坊戦第2局前夜祭 一力本因坊、芝野十段が意気込み語る

2025/05/24 19:58 

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 一力遼本因坊(27)に芝野虎丸十段(25)が挑戦する第80期本因坊決定戦五番勝負の第2局(毎日新聞社・日本棋院・関西棋院主催、大和証券グループ特別協賛、本因坊戦能代市開催実行委員会協力)は25日、秋田県能代市の「旧料亭金勇」で打たれる。第1局を勝利した一力本因坊が3連覇まであと1勝とするか、芝野十段が勝利を挙げて五分に戻すか。五番勝負の流れを占う重要な一局となる。

 両対局者は24日午後に現地入りし、対局室を検分した。この後、前夜祭が行われ、斉藤滋宣能代市長、日本棋院の武宮陽光理事長、大和証券の高林格朗(のりお)秋田支店長らがあいさつ。一力本因坊は「(2年前の対局では)非常に広い対局場と対局翌日の温かな歓迎が印象に残っている。ベストを尽くせるようしっかり準備したい」、芝野十段は「街の雰囲気と関係者の皆様のおかげで楽しい気持ちで過ごしている。明日は集中して打てたらいいかなと思う」とそれぞれ意気込みを語った。

 対局は25日午前10時開始。持ち時間は各3時間で、同日夕に決着する見通し。立会は高尾紳路九段、解説は横塚力七段、記録は田尻悠人五段、小松大樹四段が務める。【武内亮、最上聡】

毎日新聞

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