スッポン効果も? 永瀬拓矢九段「体力温存できた」 名人戦一夜明け
「今回、2日目(18日)夜の段階で体力が残っていた。これまでは1日目を戦うと消耗させられていたが、今回は(千日手で1日目が)午後5時3分の終局だったので、体力を温存できたと思う。(指し直し局の)形勢は、私としては良くなかったが、体力があるのでまだまだ頑張ろうという心境だった」
大分県宇佐市の宇佐神宮で指された第83期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の第4局指し直し局で藤井聡太名人(22)に勝利し、待望のシリーズ初白星を挙げた挑戦者の永瀬拓矢九段(32)は、激闘から一夜明けた19日、同市内の宿泊先で取材に応じ、晴れやかな表情で意外な勝因を語った。
前夜は対局を終えた後、たまったメールの確認などで午前3時に就寝し、午前7時に起床したという。
指し直し局は先手番に替わったものの、千日手の成立後にも電子機器の返却がなかったので、定跡の確認もできず、対局者視点ではそれほど大きなアドバンテージは感じていなかったことを明かした。
終盤、形勢が二転三転したねじり合いになったことについては「藤井さんの終盤は他の人とは(難しさが)2~3段階違う。結果は幸いしたが、内容としては悪かった」と語った。
対局の前日には楽しみにしていたというスッポン料理を初めて食べた。「対局で体力を温存できた効果もあったのでは」と聞かれると、「生き血から始まるコース料理で、最初は一つ一つ勇気が必要だったが、とてもおいしくて、勇気を出してよかった」と報道陣を笑わせた。
22日には第66期王位戦七番勝負の挑戦者決定戦があり、藤井王位(名人)への挑戦権を懸けた佐々木勇気八段(30)との大一番が控える。「勢いと実力がある棋士と対局できるのはとてもうれしい。注目してもらえるので、精いっぱい準備していい将棋をと思っています」と意欲を示した。
第5局は29、30の両日、茨城県古河市の「ホテル山水」で、永瀬九段の先手番で指される。「課題の先手番で何が足りないのか、後手番で何が足りているのかを分析して、自分なりに修正や棋力向上、足りていない部分を足して、足りている部分を維持する作業をして、課題をぶつけて結果が幸いすればいい」と語り、永瀬九段らしく入念な準備で臨む。【新土居仁昌、丸山進】
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