緊急着陸の米軍機、ようやく離陸 42日目に 高知龍馬空港

2025/05/05 15:28 

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 高知龍馬空港(高知県南国市)に緊急着陸したまま1カ月以上にわたって「居座り」を続けていた米軍岩国基地(山口県)所属のF35ステルス戦闘機が5日、安全が確認されたとして、着陸42日目にして離陸した。

 防衛省中国四国防衛局によると、米軍パイロット1人が搭乗したF35ステルス戦闘機は3月25日午後2時ごろ、飛行中に異常を示すランプが点灯したため、危険を回避する予防着陸として同空港に緊急着陸した。着陸以降、岩国基地から何度も資材が運び込まれ、米軍関係者らが機体整備を続けてきた。

 米軍機が国内の民間空港に予防着陸する例はあるが、1カ月を超えるような駐機はなく異例の事態が続いていた。付近の住民は「ようやく飛んでいってくれて安心した」と話した。【行方一男】

毎日新聞

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