博多どんたく港まつり閉幕 2日間で235万人の人出 福岡

2025/05/04 19:43 

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 大型連休の恒例行事「博多どんたく港まつり」は4日、観客も飛び入り参加できるフィナーレの「総踊り」で幕を閉じた。開催した2日間とも天気に恵まれ、延べ約235万人(主催者発表)が見物に訪れた。福岡市内のパレードや30カ所で開かれた演舞台の出演者は、延べ約3万5000人。

 風が涼しい穏やかな晴れ空の下、パレードは午後2時過ぎ、ファンファーレを合図にスタート。市消防音楽隊を先頭に、華やかに着飾ったどんたく隊やブラスバンド、和太鼓のチームなど約200団体、約1万7700人が市中心部を約1・3キロにわたって練り歩き、ダンスや演奏で観客を盛り上げた。

 夫婦で訪れた福岡市中央区の無職、鈴木宏明さん(78)は「精華女子高の吹奏楽を楽しみに来た。本当は参加した方が楽しいのだけど」と話し、笑顔でパレードを見ていた。バトントワリングで演舞台に出演した県立香住丘高1年、村上七海さん(15)=宗像市=は「毎年出てるけど楽しかった。パレードもノーミスでやり切りたい」と意気込んでいた。

 パレードが終わり、夕方の総踊りには観客も加わって大きな踊りの輪ができた。最後は伝統の「博多祝い唄」と「博多手一本」で締めくくった。【川畑岳志】

毎日新聞

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