民放連、フジテレビに厳重注意 「人権意識欠ける」 遠藤会長は辞任

2025/04/02 20:39 

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 元タレントの中居正広氏がフジテレビのアナウンサーだった女性に性暴力を加えた問題で、日本民間放送連盟(民放連)は2日、フジの対応に「人権意識およびコンプライアンス(法令順守)に著しく欠けるところがあった」として厳重注意とした。決定を受け、遠藤龍之介会長(フジ副会長を3月27日付で退任)は2日付で会長職を辞任した。

 この日開かれた緊急対策委員会で、フジの清水賢治社長が第三者委員会の調査報告書などについて説明。民放連の理事、副会長などへのフジの役職員就任を自粛したいとの申し出もあり、民放連は了承した。

 また、民放連は各放送局に対し、人権の尊重とコンプライアンスの徹底について注意を喚起し、体制の再点検を要請した。フジの第三者委は報告書で、ハラスメントがフジ社内にまん延していたと言及。性的暴力、ハラスメントなどの人権課題は「メディア・エンターテインメント業界における構造的な課題」とも指摘していた。すでに在京キー局などはそれぞれ、会食などの場で不適切な事案がなかったか調査している。

 遠藤氏は、フジ副会長だった2022年6月から民放連会長(1期2年)を務め、2期目途中での辞任となる。次期会長の決定までは、堀木卓也専務理事が会長職を代行する。【井上知大】

毎日新聞

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