「こども誰でも通園」スタート半年 保護者から好評の一方、受け皿整備は“手探り状態”

2026/10/14 11:30 

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 生後6カ月〜3歳未満の未就園児が月一定時間まで保育施設を利用できる「こども誰でも通園制度」が、4月に全国で本格実施されてから半年が過ぎた。利用する静岡県内の保護者からは家族以外と関わりを持つわが子の成長を実感し、自身の時間も得られるなどの好意的な声が聞かれる。一方で保育人材の確保や施設に支払われる給付費の単価の低さなどの課題もあり、実施主体の市町や施設は手探りで受け皿の整備を進めている。

 9月上旬、静岡市駿河区のかわはらいづみ幼稚園では未就園児が保育士に見守られ、思い思いの遊びをして過ごしていた。保育士が遊びの輪を広げて子ども同士で関わる姿も。昼食はみんなで机を囲み、2歳からは自園給食を提供する。4月から利用する森下陽向ちゃん(2)の母、美里さん(26)は「家で食べない物も園では食べ、順番を待てるようにもなった。同年代と関わって楽しそう」と目を細める。「園の様子を知ることができ、来年の入園先を決めるきっかけにもなった」と話す。
 保護者支援の役割が強い一時預かりとは異なり、子どもの育ちを支援する事業ではあるが、同市内の母親(31)は「家でゆっくりご飯を食べられ、自分のリフレッシュにもなる」と副次的なメリットを語る。
 同園は毎週木曜日の4時間、専任保育士4人が1〜3歳未満の定員15人を担当する。専業主婦をしていた育児中の保育士に声をかけるなどして人材を確保した。低年齢の乳幼児を支援するきっかけとなり、2028年4月からのこども園化に向けて学びにもなっているという。園を知ってもらう機会にもつなげたいと考える。
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