静岡県の若者は「都会」へ行く?答えは… 20代の“流出先”を35市町別に調べてみた

2026/09/30 09:09 

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 静岡県の人口流出に歯止めがかからない。総務省の2025年「住民基本台帳人口移動報告」によると、転出者が転入者を上回る「転出超過」の人数は全国で3番目に多く、日本人に限れば2年連続で全国ワーストとなった。とりわけ若い世代の流出が目立ち、20代は外国人を含めて3975人の転出超過で、年齢階級別で最も多かった。若者をどう県内につなぎとめ、呼び込むかは大きな課題になっている。
 では、その20代は実際にどこへ向かっているのか。県内35市町の20〜29歳について、各都道府県との転入者数・転出者数の収支を調べた。首都圏への流出が目立つ一方、最大の転出超過先が「県内の他市町」だった自治体も11市町あった。人口比では伊豆地域の厳しさも浮かぶ。
■あなたのまちの若者はどこへ?最大の転出超過先、24市町が東京・神奈川、11市町が「県内」
 県全体の20代の転入・転出者数収支を見ると、最大の転出超過先は東京都(3067人)で、神奈川県(1974人)、埼玉県(359人)、愛知県(230人)、千葉県(188人)と続く。
 市町別に最大の転出超過先を調べると、24市町が東京都または神奈川県で、やはり首都圏が中心だった。
 一方で、残りの11市町は「静岡県内」。磐田、富士宮、三島、裾野、御前崎、伊豆の国、牧之原の7市と、松崎、川根本、森、吉田の4町が該当する。
 磐田市は県内他市町との間で236人の転出超過となり、東京都(108人)を上回った。内訳を見ると、浜松市への転出超過だけで199人に上った。富士宮市でも、富士市や静岡市など近隣の大規模自治体への流出が目立った。
 一方、三島市では長泉町、清水町、函南町など複数の周辺自治体への流出が積み重なった。若者の移動は、大きな市が周辺から一方的に集めるという構図だけではない。
 若者流出と言えば東京など大都市圏への動きをイメージしがちだが、市町単位で見ると、県内の自治体間でも若い世代が大きく動いていることが分かった。
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