浜名湖に浮かぶ無人島「礫島」 自由研究から始まった“島の緑を取り戻す物語”前進 浜松・三ケ…

2026/08/03 12:00 

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 野鳥のふん害で荒廃した浜名湖に浮かぶ無人島「礫島(つぶてじま)」(浜松市浜名区三ケ日町)の緑化を掲げ、地元自治会の「大崎地域活性化委員会」(藪谷淳会長)が21日、三ケ日まちづくり協議会(外山昭博会長)に加わった。協議会の協力を受けて再生活動を本格化させる。地元小学生の自由研究をきっかけに動き始めた“島の緑を取り戻す物語”が、地域全体を巻き込み始めた。
 礫島再生活動は、小学3年の頃に地域学習などで礫島に興味を持った岡部芽依さん(13)=三ケ日中2年=が毎年継続して島内植物の観察を行ってきたことを機に、熱意に動かされた自治会や地域内外の有志が取り組んできた。
 地元の大崎自治会は昨年6月から、ふん害の原因とみられる野鳥のウを追い払うなどしてきた。再生活動が自治会の役員交代で途切れることを防ぐため、委員会を活動主体とした。協議会への加入は同日の理事会で承認された。
 再生活動の進展に、岡部さんは「『緑いっぱいの礫島に戻したい』と自由研究や活動を始めて5年目。地域の方々が組織として動いてくれることで、さらに活動が前進できると思うのでうれしい。今後も私にできる観察や発信を続けていきたい」と期待を込めた。
 <メモ>礫島 面積約5000平方メートル。水の神「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」を祭る礫石神社の社殿がある。かつては木々が生い茂る島だったが、近年は野鳥のふん害の影響で木々が枯死し、冬には島全体が白く覆われる。15〜20年ほど前までは夏の例祭時に地域住民が遊覧船で渡り、祭り囃子や花火の打ち上げなどでにぎわっていた。ふん害の原因とされるウの群れは約10年前から現れるようになったとみられる。島は神社の私有地で、関係者の許可なく上陸することを禁じている。
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