空き家解消の鍵は「創作」にあり!? 島田市への引っ越し決めたクリエーターの「独特なニーズ」

2026/07/14 10:14 

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 全国各地で増加する空き家の解消に向け、芸術家やクリエーターの創作スペースとして古民家の活用を模索する動きが県内で広がっている。室内の汚れは気にせず、創作意欲をかき立てる古風で自由な空間に魅力を感じるアーティストも多く、一般の住宅ニーズとは異なる視点から空き家の需要を掘り起こす。景観や治安の維持に加え、地域交流を通じた文化芸術の振興も期待される。
 島田市中心部から北西へ約14キロ。山々に囲まれた同市川根町身成でかつて民間企業の社員寮だった建物に6月、デジタルクリエーターの増井拓良さん(33)=焼津市出身=が入居した。2世帯の住戸が壁を隔てて1棟に連なる平屋建ては不動産業者も利活用に悩む物件だったが、「創作スペースとしては魅力的。賃料が安く、駐車場も広い」と2戸一括での契約を決めた。
 建物の奥を住居とし、道路に面した手前側の1戸をアトリエに活用する。3Dプリンターなどを設置し、ノベルティー用の小物などを製作。いずれは地域に開けたギャラリーとして、住民らが創作活動に参加できる環境も整えるつもりだ。「作品づくりは都会でも地方でも変わらない。あまりお金をかけず、集中できるスペースを探していた」と語る。
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