静岡市が20年以上続けた「家具固定の補助金制度」を廃止、なぜ? 県民意識調査「大部分で実施…

2026/07/11 11:30 

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 家庭内での地震対策の基本となる家具の固定について、静岡市は20年以上続けていた補助金制度を本年度に廃止した。2025年度に実施した全庁的な事務事業の見直しの一環。県の南海トラフ地震に関する県民意識調査で「大部分を固定している」と回答した人は3割程度と頭打ち状態にある中、専門家は「家具の固定は依然、定着しておらず、啓発機会の減少になる」と廃止を疑問視する。
 市建築安全推進課によると、家具の固定補助金は04年度に始めた。65歳以上の高齢者世帯などを対象に、費用の3分の2、上限1万2千円を補助する。事業が始まった当初は100件を超える利用があったが、19年度以降は、24年1月の能登半島地震後の24年度(10件)を除いて1桁台が続いた。25年度は8件で8万2千円の実績だった。担当者は「申請件数が減少傾向にあり、高齢者世帯への普及という目的をある程度達成できた」と理由を説明する。「補助の上限額がそれほど高くないので、自己負担になったとしても影響は小さい」との判断もあった。
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