ロケや音楽、演者…「浜松にこだわった」映画完成 出身、在住の映像ディレクター原さん初監督 …

2026/06/07 07:55 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 浜松市出身、在住の映像ディレクター原宏樹さん(33)の初監督映画「イニシャライズ」がこのほど、完成した。地元浜松でロケをした作品で、浜松まつりの様子や浜名湖の風景を織り込んだ。エキストラやスタッフとして約130人の市民が参加し、浜松にこだわった作品に仕上がった。14日には出演した同市在住の俳優熊谷真実さんや、地元芸術家らとイベント形式の先行試写会を市内で開く。
 都内の専門学校卒業後、東京の映像制作会社でCM制作などに携わった原さんは、2024年に帰郷。「東京で撮りたいものがなかった」と直後から浜松で映画制作を始めた。作品は東京から浜松に戻り、配送ドライバーとして働く主人公「隼人」と、隼人が心のよりどころにするネット配信者の女性「ハナ」との交流を描く。「つらい時代、ギリギリで生きている人たちの救いになれば」と願う。
 資金は浜松いわた信用金庫や地元企業による助成、協賛とクラウドファンディングなどで調達。ハナの母親役で登場する熊谷さんは市内の飲食店で出会い、直接依頼。音楽や小道具なども地元作家が制作した。作品の劇伴も同区在住の音楽家nih(ニフ)さん(28)が担当。5月下旬、原さんと同区内で開いたトークショーでnihさんは「浜名湖畔でのロケに同行し、即興で作って現場でそのまま録音した曲もあった。浜松は美しい場所が多いと再発見した」と振り返った。
 作品は先行上映会の後、複数の映画祭に出品する予定。原さんは「試写会は飲食も楽しめるフェス形式。作品に関わった皆さんと一緒に大きなスクリーンで楽しみたい」と待ちわびる。
 先行試写会は同市中央区の浜松卸商センターで開き、熊谷さんらが舞台あいさつに登壇する。詳細はインスタグラム<@kou_sai_official>へ。
静岡新聞

静岡ニュース

静岡ニュース一覧>

注目の情報