【静岡ホビーショー】「初心者でも気軽にプラモ」接着剤いらずや塗装済み…各社が製品拡充 ”タ…

2026/05/19 11:30 

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 13日に静岡市駿河区で開幕した静岡ホビーショーでは、出展した県内メーカー各社が接着剤不要で手軽に始められる初心者向けプラモデルを拡充する戦略を打ち出した。業界には新型コロナウイルス禍で生まれた巣ごもり需要の恩恵が続いているが、若年層を中心とした新規ユーザーの獲得が課題とされる。各社は初めから道具をそろえる必要がない製品を拡充することで、初心者の挑戦意欲を刺激する。
 焼津市のハセガワは、7月下旬発売の車の新シリーズ「eもけ」を披露した。塗装済みで塗料も不要。総パーツ数は50個ほどと、短時間で仕上げられる。同社の初心者向け製品は「たまごひこーき」シリーズに次ぐ。業界では比較的後発組で、長谷川勝人社長は「ユーザーの高齢化に危機感を募らせている。子ども向けの入り口を増やすことで、いずれは本格的な製品に挑戦できるようなきっかけをつくりたい」と話す。
 静岡市駿河区のタミヤは、接着剤を使わず組み立てられる製品を「クリックロック」としてシリーズ化することを発表した。第1弾は恐竜シリーズ32年ぶりの新作「フクイラプトル」。福井県立恐竜博物館の研究者に監修を依頼し、鋭い歯やかぎ爪を高レベルで再現。自社の精密な再現力を手軽な方法で感じてもらう狙いがある。
 静岡市駿河区の青島文化教材社は先行して2017年に塗料と接着剤不要の「楽プラ」を発売し、主力シリーズへと成長している。初心者向けとしてロゴには若葉マークをつけているが、購入者の約8割が上級者という。同社担当者は「1時間ほどで完成するため、タイパ(タイムパフォーマンス)重視な昨今の風潮に即しているのではないか」と分析する。会場で発表した新製品20点のうち13点を楽プラが占め、エントリーモデル市場をけん引する姿勢を見せた。
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