長泉町「ベルナール・ビュフェ美術館」 子供も楽しい…木のぬくもり溢れる200点紹介 造形家…

2026/05/12 09:34 

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 木を用いた造形作品と研究で知られ、昨年9月に死去した静岡大名誉教授の造形家杉山明博さん=函南町出身=の追悼展「木とわたし」(静岡新聞社・静岡放送後援)が9月1日まで、長泉町のベルナール・ビュフェ美術館で開かれている。杉山さんが手がけてきた「いきもの」「日本文化の型と形」「あかり」をテーマに、ぬくもりにあふれた多彩な作品約200点を紹介する。
 会場入り口には、色や風合いの異なる複数の木材を組み合わせ、動物や鳥をかたどった作品が並ぶ。引き出しの取っ手をゾウやブタ、イヌなど全て異なる動物の顔で制作した「触の引出し」は、千葉県の家具屋と協力し、亡くなる直前まで心血を注いだ遺作という。
 このほか、突き板や駿河指物といった伝統技術を駆使した家具や、幾重もの薄板から優しい光が漏れる「あかりの造形」などが展示され、来場者が興味深そうに鑑賞していた。
 同館の学芸員杉崎有拡さんは「木の素材や技術だけでなく、デザイン性も味の一つ」と語り、「世の中に出回っている動物とは違った表情が多く、子どもたちの興味を引くような作品が豊富」と解説した。
 会期中には学芸員が作品紹介などを行うギャラリートークを17日、6月21日、7月19日、8月16日のいずれも午後3時から予定している。
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