熱海・初島中ただ1人の卒業生が”船出” 木村さんに島民「楽しんでおいで」エール送る

2026/04/09 09:22 

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 静岡県内唯一の有人島、熱海市初島の初島中をこの春卒業した木村旭さん(15)が3日、島外で高校生活をスタートさせるため、初島港から出発した。同校の教職員など大勢の島民が見送りに集まり、エールを込めて送り出した。
 進学先の制服に身を包んだ木村さんが定期船に乗り込み、色とりどりのカラーテープが岸壁と船をつないだ。島民は「頑張って」「楽しんでおいで」と声援を送った。出港後も堤防の端まで追いかけて別れを惜しみ、木村さんも手を振り返しながら、「ありがとうございました」と大きな声で応えた。
 初島中からの卒業生は2年ぶり。木村さんは「小さい頃は早く船出したいと思っていたけど、いざ離れると不安やさみしい気持ちが募ってきた」と話した。沼津市の誠恵高校へ進むといい、「15年間、同学年がいなかった。友達と楽しく過ごして、サッカーやバスケなどの団体競技をやりたい」と新生活に向けて声を弾ませた。
 初島では、進学などで島を離れる生徒を島民が見送る行事が数十年前から続いている。
静岡新聞

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