島田宿で製作された江戸時代の和時計“里帰り” 市に寄贈、4月から展示

2026/04/02 09:43 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 和時計学会研究員の近藤勝之さん(81)=東京都=が24日、江戸時代に島田宿の時計師が製作した和時計を島田市に寄贈した。市は4月から始まる市博物館の収蔵品展でお披露目する。
 和時計は、増水などによる大井川の川留めで路銀がなくなり、島田に暮らすことになった江戸生まれの時計師大武清之助(清助)が島田宿で文化12(1815)年に手がけた台時計。大名時計とも呼ばれ、大名が所有したとされる和時計だが、作者の名前や場所、製作年が彫られた銘板も残る。島田宿の豪商から資金を募って製作した可能性があるという。現在も作動し、おりんが音を響かせ、時を知らせる。
 近藤さんが約20年前に東京・銀座の古美術商から入手し、大武が製作したとみられる尺時計とともに今回贈呈した。寄贈式で近藤さんは「私の知る限り大武の名前が残っているのはこの台時計のみ。江戸時代の技術の結晶であり、魅力に浸ってほしい」と話した。
 4月4日〜6月14日開催の収蔵品展「川越し大解剖!」で展示し、その後は市博物館に常設する予定。
静岡新聞

静岡ニュース

静岡ニュース一覧>

注目の情報