島田市が下北沢の教育施設にショップ開設 コラボ商品で緑茶の魅力発信 「テスト前の徹夜」若者…

2025/09/06 09:23 

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 島田市は5日、学生や社会人の若者約120人が寮生として暮らす東京・下北沢の教育施設「SHIMOKITA COLLEGE(シモキタ・カレッジ)」内に、緑茶の魅力をPRする期間限定ショップを開設した。10月5日までの1カ月間、寮生と開発した商品などを売り出し、若者に人気の街で「緑茶カルチャー(文化)」を発信する。
 市のシティープロモーション「島田市緑茶化計画」の一環で、部位や製法が異なる多様な茶葉、緑茶を使った菓子を販売する。下北沢で採れた蜂蜜を緑茶に入れた「シモキ茶ハニー」など、寮生考案の商品を週替わりで提供する。
 気分に合わせて茶葉を選べる「感情セレクト」のサービスも寮生の企画。10種類の茶葉の味わいを「テスト前の徹夜」「実家に帰りたい」など、若者ならではの感情で表現した。
 イベントに当たり、事前に寮生約15人が市内の茶工場や茶問屋を訪問した。茶の知識や市の取り組みを学び、商品の開発やプロモーションにアイデアを寄せた。横浜国立大1年の鈴木さくらさん(18)は「メニュー表のデザインを考えた。静岡県を訪れたのも初めてで、貴重な体験ができた」と喜んだ。
 市の担当者は「寮生のアイデアは、私たちが思い付かないようなものばかりで驚いた。若者にお茶の魅力を伝えるため、同世代の視点を生かしたい」と話した。
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