小説「黄色いポスト」の舞台を聖地に 菊川市がプロジェクト始動、看板設置へ資金募る

2025/08/11 09:19 

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 菊川市は市内を舞台にしたいぬじゅんさん(浜松市在住)の小説「幸せの黄色いポスト〜それは、十年前から届いた手紙でした」の聖地巡礼プロジェクトを始動させた。小説内に登場した市内の5カ所に看板を設置しようと、自治体が特定のプロジェクトに対して寄付を募るガバメントクラウドファンディング(GCF)を9月30日まで実施している。
 看板を設置するのは、赤レンガ倉庫、塩の道公園、黄色いポスト、菊川中央公園、千框(せんがまち)の棚田の5カ所。小説本文を抜粋して掲載するほか、表紙イラストを担当したイラストレーターによる書き下ろしイラストを載せる予定だという。8日の定例記者会見で、長谷川寛彦市長は「市の知名度向上と関係人口の創出を図る。唯一無二の看板を整備したい」と述べた。
 ポータルサイトのふるさとチョイス「ガバメントクラウドファンディング」で受け付ける。目標金額は100万円。市によると、4日時点で12人から16万円が寄せられている。問い合わせは市長公室<電0537(35)0924>へ。
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