冬季閉鎖中の富士山救助「自己負担にすべきでは」 富士宮市長が問題視

2025/05/10 09:30 

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 富士山が冬季閉鎖中にもかかわらず登山者の姿があり救助事案が発生している現状を受け、富士宮市の須藤秀忠市長は9日の定例記者会見で「救助などにかかる費用の一定割合を自己負担にすべきではないか」との見解を述べた。
 富士山では4月22日と26日に同じ中国籍の男性が警察と消防の救助隊に救助される事案が発生した。5合目に通じる県道3ルートが26日に開通し、ゴールデンウイーク期間中の5月3日には、富士宮口5合目から少し上の地点でスキーをする集団が確認された。
 須藤市長は「安易に山に入った人を、税金を使って救助隊が命がけで救助している」と現状を問題視。「費用の自己負担化に向けた法整備が進むよう、静岡県などに働きかけたい」とした。
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