縄文人も浜松名産のウナギ食べていた!? 浜松・蜆塚遺跡から骨出土 65年以上ぶり 食生活探…
縄文人も名産のウナギを食べていた? 浜松市は28日、国指定史跡「蜆塚遺跡」(同市中央区)の貝塚から、65年以上ぶりにウナギの骨が出土したと発表した。今後の詳細な分析で、ウナギを食べていた頻度や食生活などが明らかになる可能性がある。
市博物館によると、出土したのは、直径2〜3ミリほどの椎骨7片。遺跡の再整備事業に伴って行っている発掘調査の一環として集落北側に広がる第1貝塚の土壌を採取し、一部を「水洗選別法」と言われる最新の手法で選別したところ、これまでは困難だった微細骨の回収に成功した。
遺跡は約4千年前から3千年前までに当たる縄文時代後期から晩期の集落周辺に、大小4カ所の貝塚が環状に巡る集落遺跡。市が1955〜58年に実施した発掘調査でも、ごく少量のウナギの骨が出土していた。
今年8月に実施した今回の調査で、第1貝塚が従来の想定よりも西側に5〜10メートル程度広がり、想定よりも大きい規模だったことも明らかになった。出土した骨や貝殻、食料の獲得や加工に使ったとみられる道具などから当時の食生活をうかがうことができ、今回はイワシ類やコイなど魚の微細骨も出土したという。
市博物館の鈴木一有館長は「水洗選別法を用いた微細骨の回収は初めて。残る採取土壌からはさらに微細骨が回収できるとみられ、定量的分析が可能になる。縄文人の食生活を高精度で把握できるよう分析を進めたい」と話す。
市博物館によると、出土したのは、直径2〜3ミリほどの椎骨7片。遺跡の再整備事業に伴って行っている発掘調査の一環として集落北側に広がる第1貝塚の土壌を採取し、一部を「水洗選別法」と言われる最新の手法で選別したところ、これまでは困難だった微細骨の回収に成功した。
遺跡は約4千年前から3千年前までに当たる縄文時代後期から晩期の集落周辺に、大小4カ所の貝塚が環状に巡る集落遺跡。市が1955〜58年に実施した発掘調査でも、ごく少量のウナギの骨が出土していた。
今年8月に実施した今回の調査で、第1貝塚が従来の想定よりも西側に5〜10メートル程度広がり、想定よりも大きい規模だったことも明らかになった。出土した骨や貝殻、食料の獲得や加工に使ったとみられる道具などから当時の食生活をうかがうことができ、今回はイワシ類やコイなど魚の微細骨も出土したという。
市博物館の鈴木一有館長は「水洗選別法を用いた微細骨の回収は初めて。残る採取土壌からはさらに微細骨が回収できるとみられ、定量的分析が可能になる。縄文人の食生活を高精度で把握できるよう分析を進めたい」と話す。
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