<読む政治>高市早苗氏、きょう総裁選出から1年に あの熱狂は今…

2026/10/04 05:01 

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 自民党の高市早苗氏が党総裁に選出されて、4日で1年となった。初の女性首相に就任すると6割以上の高支持率を背景に、2月の衆院選で大勝。支持者が熱心に支持する様子から「サナ活」という言葉も生まれたが、最近の支持率は40%台で推移する。総裁選出から1年を迎え熱狂も落ち着く中、政権の真価が問われている。

 高市氏は昨年10月4日、小林鷹之、茂木敏充、林芳正、小泉進次郎の各氏との選挙戦を制し、党総裁に就いた。直後に公明党が自民との連立政権離脱を表明すると、新たに日本維新の会を連立相手に選び、21日には国会で、初の女性首相に選出された。

 今月で発足から1年となる高市政権について、東京都内で看護師として働く女性(45)は「よくやってくれている。安倍(晋三元首相)さんが進めてくれた安全保障政策を高市さんにはもっと前進させてほしい」と期待感を示す。日本を取り巻く安保環境に関心があり「ある日突然、他国から侵略されることもある時代。戦争はしたくないからこそ抑止力が大事だ」と話す。

 神奈川県に住む大学生の男性(22)は、政治系サークルに参加したり、今年2月にあった衆院選で自民議員の陣営のボランティアに参加したりするなど政治への関心は高い。ただ首相に対しては「外交も内政もすべてがその場しのぎに見える」と冷ややかだ。

 6月の衆院予算委員会で、SNSなどでの「中傷動画」の疑惑について野党議員が明確な答弁がないなどと指摘した際、首相は「金曜日の夜から、今朝までの間ほとんど睡眠も取っていない。一生懸命、仕事をしている」と釈明を続けた。男性は「一国の首相が、大学生が宿題を忘れたときの言い訳みたいなことを議事録が残る国会で答えていて衝撃だった」と突き放した。

 5日に始まる秋の臨時国会では、消費減税や議員定数削減などが焦点となる。来年秋には首相自身の総裁任期満了が控えており、今年9月の党役員人事・内閣改造で始動した新体制にとって試金石となる。【森口沙織】

毎日新聞

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