靖国参拝の小泉防衛相は取材応じず 改善基調の日韓関係に影響も

2026/08/15 09:50 

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 小泉進次郎防衛相は「終戦の日」の15日、東京・九段北の靖国神社を参拝した。現職防衛相による終戦の日の靖国参拝は、2024年の木原稔防衛相(現官房長官)以来で、07年の防衛庁から防衛省への昇格以降では小泉氏が2回目とみられる。木原氏の時は中国と韓国が強く反発しており、首脳間のシャトル外交で改善してきた日韓関係などに波及しそうだ。

 小泉氏は参拝後、記者団の取材に応じることなく靖国を後にした。小泉氏は09年の初当選以来、農相など閣僚時代も含め毎年終戦の日に靖国を参拝してきたとされる。

 防衛相は首相や官房長官、外相に次ぐ主要閣僚。このため、24年の木原氏の参拝時には、韓国外務省が在韓日本大使館の総括公使を呼び出し厳重に抗議した。韓国側は「戦犯を合祀(ごうし)した靖国神社に日本の責任ある指導者が供え物を奉納し参拝を繰り返したことに深い失望と遺憾を表明する」との談話も出していた。

 韓国の李在明(イ・ジェミョン)政権は進歩系で本来、歴史問題では日本に厳しい姿勢を持つ。これまで経済などの分野は切り離して協力する「実用外交」を進めてきたが、小泉氏の靖国参拝による日韓関係への影響は未知数だ。

 韓国政府関係者は15日、小泉氏参拝の報を受け「せっかく両国関係が良好なのに水をさす行為だ。今後の外交イベントにも影響しかねない」と懸念を示した。日本外務省の関係者は「中国との関係が冷え込んでいるだけに、日韓関係は好調さを維持したい」としている。

 中国も24年には国営の新華社通信が靖国神社を「軍国主義の象徴」として、木原氏の参拝を批判。日本側に厳重な抗議をしていた。

 防衛省は政教分離の観点から、通達で陸海空自衛隊が個人でなく靖国神社に「部隊参拝」したり、「参拝を強制」したりすることを禁じている。【高良駿輔、園部仁史、田所柳子】

毎日新聞

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