「丁寧さ欠いた」中道に立憲幹部が怒り 国会で「すれ違い」露呈

2026/05/29 23:43 

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 2026年度補正予算案の審議日程に関する与野党交渉を巡り、参院で野党第1党の立憲民主党幹部が29日、中道改革連合側に怒りを示す一幕があった。参院に議席を有していない中道が、参院の審議日程を含めて自民党と「合意した」と発信したのが理由。中道、立憲は公明党を含めた3党での合流を目指す間柄だが、国会運営でのすれ違いを露呈する形となった。

 衆院ではこの日午前、自民の梶山弘志国対委員長と中道の重徳和彦国対委員長が会談し、補正予算案の審議を6月3日から始めることで合意した。重徳氏は会談後、記者団に合意内容について「来週の(予算委員会での)審議は衆参それぞれ1日ずつで7時間。それとは別に、6月中に衆参で集中審議をすることになった」などと説明した。

 ところが、立憲の斎藤嘉隆国対委員長らにとって、この「合意」は寝耳に水だった。

 斎藤氏は午後にあった自民の磯崎仁彦参院国対委員長との会談の冒頭、「参院側では基本的に何の提案も受けていないし、合意している状況にはない」と抗議。磯崎氏は「丁寧さを欠いた」などと釈明したが、参院側での審議日程に関する与野党の合意は見送られた。

 国会運営を巡る立憲と中道との足並みの乱れはこれまでもたびたび生じており、斎藤氏が国会内のソファに座る重徳氏に対し、両党の連携の必要性について直接、「指導」(立憲幹部)する場面も目撃されている。温厚な人柄で知られる斎藤氏だが、立憲関係者によると、29日の件については立腹の様子だったという。

 斎藤氏は記者団に「さまざまな物事を決めていくのに野党間できちんと協議するのが大前提だ。参院でそれが行われていない段階で、衆院で(自民と中道が)『参院も含めて合意』というのは丁寧さに欠ける」と強調。重徳氏にもこうした思いを電話で伝え「参院側では何一つ合意はしていない」とクギを刺したと明らかにした。【富美月、源馬のぞみ】

毎日新聞

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