<1分で解説>参政党躍進の要因 生活に不安感じる有権者を取り込む

2025/07/22 10:44 

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 20日に投開票が行われた参院選では、参政党が議席を大きく増やし、注目を集めました。インターネットでの拡散や、神谷宗幣代表の発言も話題になりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「参政党の躍進」を解説します。

Q 参政党はどんな主張をしたの?

A 参政党は「グローバリズムが貧困者を増やした」と主張して「日本人ファースト」を掲げ、生活に不安を感じる有権者を取り込みました。

Q 今回の選挙でどれくらい議席を増やしたの?

A 選挙区と比例代表でいずれも7議席として計14議席を獲得しました。2022年の前回参院選で初めて比例代表の1議席を獲得したので、大きく飛躍したことになります。

Q インターネットで話題になったのかな。

A 神谷宗幣代表や候補者の演説が「切り抜き動画」としてYouTubeやティックトック(TikTok)で拡散され、動画の閲覧数やウェブ検索数で他の政党を上回りました。

Q 目標はどんな感じだったの?

A 当初は「6議席」を目標にしていましたが、情勢調査で議席が増える見通しが出たため、18日に「20議席」に引き上げると神谷氏が表明しました。

Q 神谷氏の発言はどう受け止められたの?

A 外国人政策やジェンダー平等について、自身の発言や党の主張が「差別的」「排外的」と指摘されることもありました。神谷氏は「たたくためにレッテルを貼られた」「勝手な切り取りで、私としては全く問題ないと思っている」と反論しています。

Q 今後の目標はどうなっているの?

A 神谷氏は「次の衆院選で50、60ぐらいの議席を取ることができれば、欧州のような小政党の連立内閣みたいなものが実現するのではないか。その一角を占めるようなポジションを目指したい」と語っています。

毎日新聞

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