石破首相、現金給付の意義強調 野党の消費減税を疑問視 自民集会

2025/06/28 17:22 

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 石破茂首相は28日、静岡県沼津市で開かれた自民党衆院議員の集会であいさつし、「賃金上昇がまだ物価上昇を上回っていない」と述べた。その上で、全国民を対象とした2万~4万円の給付について「1年にかかる食品(に対する消費支出)27万円に物価上昇率7%を掛けると大体2万円ということになる」と金額の根拠を説明し、食料品の価格上昇分を補うという給付の意義を改めて強調した。

 一方、野党が主張する消費税減税については「医療、年金、介護という社会保障の本当に大切な財源だ。法律、システムを変え、時間もかかる」と指摘した上で、「食料品を減税した時に、たくさん消費するお金持ちほど減税額が大きい。本当にそれでいいのか」と疑問視した。参院選静岡選挙区(改選数2)に立候補する自民現職の支援も訴えた。【神山恵】

毎日新聞

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