参院選は7月3日公示、20日投開票に決定

2025/06/24 10:41 

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 政府は24日午前の閣議で、参院選日程を7月3日公示、20日投開票とすることを決定した。

 公職選挙法は参院選日程について、国会閉会日から24日以降、30日以内に行うと定めている。投開票日は通例は日曜が多く、今年の夏は3連休中日の7月20日となる。

 昨年10月の衆院選で少数与党となった自民、公明両党が、参院の過半数(125議席)を維持できるかが最大の焦点となる。

 非改選議席は自民、公明両党で計75議席あり、与党で50議席獲得すれば過半数を維持できる計算。石破茂首相は23日の記者会見で、非改選と合わせた与党過半数を目指す考えを示した。参院でも過半数割れとなれば、政権運営はより困難さを増すため、首相退陣論が強まる可能性がある。

 参院選では、現金給付や消費税減税などの物価高対策が争点となる見通し。自民が全国民を対象とした2万~4万円の給付策を参院選の公約に盛り込む一方、野党は消費税減税を主張している。首相は23日の会見で「いかにして強い経済を作っていくか。一番の関心は物価高(対策)にある」と述べた。【影山哲也】 

毎日新聞

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