山中竹春・横浜市長が再選へ出馬を表明 「今立ち止まるわけには」
横浜市の山中竹春市長(52)は5日、任期満了に伴う市長選(7月20日告示、8月3日投開票)に、再選を目指して出馬する意向を表明した。市議会定例会の閉会時のあいさつで「今ここで立ち止まるわけにはいかない。次の横浜市長選に強い決意を持って臨む」と述べた。
山中氏は「さまざまな分野で実を結びつつある」と1期目の成果を強調。その上で、今後について「縮小する社会に挑戦していく。市民の安全安心を守り、横浜を確固たる成長の軌道に乗せる。これが私に課せられた責務だ」と力を込めた。
経済界主導で後援会が組織され、再出馬が確実視されていた山中氏。初当選した前回2021年の市長選は立憲民主党が擁立したが、市議会最大会派の自民党内でも山中氏の続投を容認する声が上がっている。
山中氏は5月25日、自民党横浜市支部連合会(市連)の幹部ら十数人と市内で懇談し、再選出馬の意向を伝えて応援を求めた。この動きは自民への歩み寄りとも取れ、その後、市連は独自候補の擁立を断念した。
山中氏は埼玉県秩父市出身で、横浜市立大の医学部教授(データサイエンス)を務めた。前回選では共産党や社民党が支援し、連合神奈川も推薦。カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致反対を訴え、政権の新型コロナウイルス対応に不満を抱える有権者も取り込んだ。地元選出の菅義偉首相(当時)が全面支援した元国家公安委員長の小此木八郎氏や、4選を目指した林文子氏らを破った。
当選後はIR誘致を中止。市長選で掲げた公約「三つのゼロ」のうち、23年度には「小児医療費の一律無償化」などを実現させた。
市長選を巡っては、これまでに野菜卸会社会長の小山正武氏(76)、横浜市議の高橋徳美氏(56)、元長野県知事の田中康夫氏(69)の3人が出馬を表明している。独自候補の擁立を断念した自民党は、支援先を誰にするかをまだ決めていない。【岡正勝、矢野大輝】
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