立憲・野田氏 選択的夫婦別姓の国民民主案に「賛成は一つの選択肢」

2025/06/05 13:46 

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 立憲民主党の野田佳彦代表は5日、国民民主党が選択的夫婦別姓制度の実現に向けて提出している民法改正案に賛成する可能性について「一つの選択肢だ。30年来の課題を前進させるためには、大同団結する必要性はある」と述べた。東京都内で街頭演説後、記者団の質問に答えた。

 野田氏は国民民主案について、制度実現を目指す立憲案と「根幹は同じ」と評価した。衆院法務委員会では、旧姓の通称使用の法制化を目指す日本維新の会の案も審議されているが「3案をバラバラに採決しても通らない」との認識を示し、「前進させるにはどうしたらいいかという観点からの党内議論を詰めていきたい」と語った。

 立憲と国民民主の法案はいずれも制度導入を求める内容。ただ、子の姓の決め方が異なり、立憲案が夫婦の婚姻時にいずれかに決めるのに対し、国民民主案は婚姻時に戸籍の筆頭者を定め、子の姓は筆頭者と同一にするものとなっている。【池田直】

毎日新聞

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