自民、25年度予算案の28日採決を提案 立憲は拒否

2025/03/26 15:49 

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 自民党の石井準一参院国対委員長は26日、立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長と国会内で会談し、28日の参院予算委員会で2025年度予算案を採決する日程を提案した。斎藤氏は審議が不十分だとして応じず、引き続き協議することとなった。自民、公明両党は年度内成立を目指しており、予算審議を巡る攻防が大詰めを迎えている。

 石井氏は会談で、28日に石破茂首相が出席する集中審議と締めくくり総括質疑を実施し、予算委で採決した上で、参院本会議に緊急上程して採決する日程を提案。斎藤氏は「全く受け入れることはできない」と拒否した。斎藤氏は会談後、記者団に「どう考えたって(審議)時間が足りない。その条件で採決までこちらがのめるわけがない」と語った。

 また、斎藤氏は会談で、首相が予算成立後に「強力な物価高対策」を検討する意向を示したことについて、「予算審議中にもかかわらず、参院軽視だ」と厳しく批判。首相や林芳正官房長官ら政府側から「物価高対策」についての説明がなければ審議に応じない姿勢を示した。石井氏は「政府側としっかりと対応する」と答えた。【小田中大、安部志帆子】

毎日新聞

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