欧州首脳ら、ウクライナへの連帯表明 米露の接近に懸念強まる

2026/10/12 09:01 

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 ロシアのウクライナ侵攻を巡り、トランプ米大統領が再びロシア寄りの姿勢を鮮明にしていることを受け、欧州の首脳らが次々とウクライナに連帯を表明した。米露が接近してウクライナ情勢への対応を主導する事態への懸念が強まる中で、ウクライナへの支持を改めて強調し、ロシアをけん制した形だ。

 ◇EU首脳会合でウクライナ支援議論へ

 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は11日に声明を出し、ゼレンスキー氏と電話協議したと明かした。

 ロシアがウクライナのエネルギー関連施設への攻撃を停止すればウクライナも製油所への攻撃をやめるとのゼレンスキー氏の呼びかけを「全面的に支持する」と述べた。15日から開かれるEU首脳会合でも、資金面などでのウクライナ支援を議論するという。

 フランスのマクロン大統領もX(ツイッター)への投稿で「ロシアはウクライナのインフラに対する攻撃をこの数時間でさらに激化させながら、(停戦の)呼びかけを拒否し続けている」とロシアを批判した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は10日以降、バーナム英首相や北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長、ポーランドのトゥスク首相ら、これまでウクライナを支持してきた首脳らと相次いで電話協議した。

 ロシアを脅威と捉える欧州にとっては、ロシアを利する展開は自らにとっても死活問題だ。ゼレンスキー氏とバーナム氏は近く会談することで合意したという。

 ◇米、対露制裁の一部緩和発表

 トランプ氏は、米国内のディーゼル燃料(軽油)価格抑制のためロシアの製油所を攻撃しないようウクライナに圧力をかけ、9日には対露制裁の一部緩和を発表。11日にはロシアとウクライナがエネルギー関連施設への停戦で合意したと述べたが、ゼレンスキー氏は「初耳だ」としている。【ブリュッセル岡大介、ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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