「いつか普通の国に」ロシア下院選始まる 選挙後の動員に不安も

2026/09/18 12:27 

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 ロシアで18日、下院選(任期5年、450議席)の投票が始まった。20日まで。厳しい統制下でプーチン政権与党・統一ロシアの大勝が見込まれる。ウクライナでの「特別軍事作戦」が長期化する中、国民の間では、選挙後に兵員増強の動きが出るのではと警戒する見方もある。

 下院選に関して、有権者6人の意見を聞いた。

 「教育分野でどんな貢献をするつもりかを基準に選ぶ」(南部ロストフ州在住、救急救命士の22歳男性)、「特別軍事作戦に参加した候補者に投票する。選挙後の事態改善を望む」(モスクワ在住、元軍人で会社経営の52歳男性)といった投票に前向きな声もある。

 一方、モスクワの幼稚園教諭の女性(47)は「投票するが何も期待しない。与党が勝利し、何も変わらないだろう」と悲観する。別の2人は「投票しない」と答え、「当局は容赦なく行動しており、次に何をしてくるだろうか」(モスクワ在住、会社経営の60歳男性)などと不安を語った。

 モスクワに暮らす主婦(43)は「とにかく与党へは投票しない。夫と息子には特別軍事作戦へ行かずに家にいてほしい。いつかロシアは普通の国にならなければ」と切実な願いを語った。

 プーチン大統領や政権高官は最近、「露軍の兵員数に問題はない」と繰り返し発言し、動員発令の可能性を否定している。しかし、国外へ一時退避しようとする人々の移動が一部で起きている。

 プーチン氏は16日、有権者に投票を呼びかける動画を公開し、「現在、困難な戦闘に従事している将兵たちの勇気と忠誠心は国全体の模範だ。選挙参加も国家強化とロシアの勝利への貢献となる」と訴えた。【モスクワ真野森作】

毎日新聞

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