原油価格に影響も ホルムズ代替の紅海、フーシ派「封鎖」宣言で

2026/07/21 10:09 

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 イエメンの親イラン武装組織フーシ派は20日、隣国サウジアラビアに対して「海上封鎖」を実施すると表明した。中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」などが報じた。

 イランが原油輸送の要衝・ホルムズ海峡を事実上封鎖して以来、サウジは代替として原油の多くをヤンブー港から紅海経由で輸出している。イエメン沖を通航できなくなれば、原油価格に影響する可能性もある。

 イエメンでは10年以上前から、サウジが支援する暫定政権とフーシ派との間で内戦が続いている。ここ数年は大規模な衝突が起きていなかったが、フーシ派は13日、実効支配する首都サヌアの空港の滑走路をサウジが攻撃したと主張。サウジ南西部のアブハ空港を報復攻撃していた。フーシ派は20日の声明で「『目には目を』の原則」に基づき、報復として「海上封鎖」を実施すると述べた。

 ヤンブーは紅海に面した港湾都市。欧州に向かう船舶はエジプトのスエズ運河を通って北上し、アジアへ向かう船舶はイエメン沖のバベルマンデブ海峡を経由して南下する。ロイター通信によると、ここ数週間のヤンブー港からの原油の出荷量は、平均で日量約400万バレルで、前年の約4倍に増えていた。

 フーシ派は2023年10月に始まったパレスチナ自治区ガザ地区の戦闘を受け、紅海などを航行する船舶に対して攻撃を繰り返した経緯がある。当時はイスラエルや米英などに関連する船舶を標的にするとしていたが、実際は無関係の船舶も被害を受け、世界経済が影響を受けた。【カイロ古川幸奈】

毎日新聞

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