米軍が10日連続のイラン攻撃 「代償支払わせる」とトランプ氏

2026/07/21 06:59 

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 米中央軍は20日、イランに対して10日連続となる攻撃を行った。ホルムズ海峡で商船攻撃を行うイランの軍事能力を弱体化させるためだとしている。イラン側も湾岸諸国の米軍基地などを標的に報復を続けており、衝突が収束する兆しは見えない。

 17日にヨルダンの米軍基地がイランの攻撃を受けて米兵2人が死亡、1人が行方不明になっており、米軍は報復を強化している。トランプ米大統領は20日、自身のソーシャルメディアへの投稿で「イランが米兵を1人殺害するごとに、何倍もの代償を支払わせる」と述べた。

 米CNNによると、米イランの仲介国は戦闘の激化を受けて両国に10日間の一時停戦を提案した。提案には、ホルムズ海峡の通航制限の解除なども含まれているものの、米政権内には直ちに受け入れる機運は乏しい。

 一方、イランの精鋭軍事組織・革命防衛隊は20日、バーレーンの空港や港にある米軍の「無人機の整備施設」などを攻撃し「甚大な損害を与えた」と発表した。クウェートの米軍駐留基地を標的にしたとも述べた。

 中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、イランのペゼシュキアン大統領は声明で「現実としてイランは全面戦争のさなかにある」と強調。イラン外務省のバガイ報道官は20日、米軍が民間のインフラ施設を標的にしているとして「人々の安全と暮らしそのものへの攻撃だ」と非難した。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、17日のヨルダンの米軍基地へのミサイル攻撃では、コンテナタイプの居住区に着弾した。当時、警報のサイレンが鳴ったものの、逃げ遅れて防空壕(ごう)に避難できなかった兵士が犠牲になったとしている。

 パーネル米国防総省報道官は20日のX(ツイッター)への投稿で、7月7日以降、イランからの攻撃で米軍の100人近くが負傷したと明らかにした。ただ多くが軽度の脳しんとうの症状で、ほとんどが既に職務復帰しているという。【ワシントン平野光芳、ニューデリー松本紫帆】

毎日新聞

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