ウクライナ新首相のコレツキー氏とは 産業界から異例の登用

2026/07/17 12:28 

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 ウクライナで16日、ウクライナ国営ガス企業「ナフトガス」の最高経営責任者(CEO)セルヒー・コレツキー氏(48)が新首相に就任した。エネルギー分野での経験を評価され、異例の産業界からの登用となった。コレツキー氏とはどんな人物なのか。

 「今度の冬はさらに厳しいものになる可能性がある。人々を守り、重要なシステムを維持するため、団結しなければならない」。コレツキー氏はウクライナ最高会議(議会)で演説し、ロシアからの攻撃が激化する冬に向け、エネルギーインフラ強化の必要性を強調した。

 ウクライナメディアによると、コレツキー氏はウクライナ北西部ルツク出身。大学で経営学や石油・ガス生産を学び、民間のエネルギー会社に勤めた。キーウなどに展開するコーヒーショップチェーンの創業者でもある。

 2022年に国営石油会社のCEOに就任。落ち込んでいた業績をガソリンスタンド事業の拡大で回復させ、注目された。昨年5月にナフトガスCEOに就任してからは、ガス生産施設がロシアの攻撃にさらされる中、十分な備蓄を確保できるよう奔走してきた。

 ウクライナメディアによると、こうした経歴から「危機管理にたけている」と評され、ゼレンスキー大統領の目に留まったとされる。一方、特定の政党に所属せず「政治的野心がない」ことが、安定した権力基盤を求めるゼレンスキー氏の意向に合致したともいわれる。

 16日には、コレツキー氏が外相と国防相を除く閣僚名簿を議会に提示し、承認された。シュミハリ元首相が第1副首相兼エネルギー相に留任する。

 国防相を巡っては、ゼレンスキー氏が16日、解任したフェドロフ前国防相の後任として、ウクライナ保安庁(SBU)のフマラ長官代行を国防相代行に任命すると発表した。後日、議会に承認を求めるという。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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