トランプ氏「家族のようだった」 米共和党重鎮のグラム氏を追悼
米共和党の重鎮で、外交防衛政策に大きな影響力があったリンゼー・グラム上院議員(71)が11日、亡くなった。米メディアによると、初期調査による死因は大動脈解離。軍事力行使をいとわない「タカ派」として知られ、ロシアの侵攻を受けるウクライナの支援や、イラン攻撃への支持を掲げていた。今後の米外交政策にも影響が出る可能性がある。
グラム氏は南部サウスカロライナ州選出で2002年に上院に初当選。亡くなる直前までウクライナを訪問しており、ドローン工場を見学したり、ゼレンスキー大統領と会談したりしていた。その後、トランプ米大統領とも電話で話していたという。トランプ氏は「家族のようだった」と追悼し、全米に半旗を掲げるように指示した。
グラム氏は「イスラエルと米国の安全保障は切り離せない」とイスラエルを一貫して支持しており、ネタニヤフ首相も「イスラエルは最大の友人の一人を失った」と悼んだ。
AP通信はグラム氏について「トランプ大統領の『米国第一』外交政策と、欧州やイスラエルとの同盟関係を優先する伝統的なコンセンサスのまれな懸け橋だった」と評した。
グラム氏の後任はサウスカロライナ州知事が補欠の共和党議員を直ちに任命する見通しで、共和党の上院での議席上の優位に変化はない。【ワシントン平野光芳】
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