中国報道官、ミサイル発射は「国際法に合致」 日本は懸念表明

2026/07/06 20:42 

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 中国海軍の報道官は6日、戦略原子力潜水艦が同日正午ごろ、太平洋の公海に向けて戦略ミサイルの発射実験を実施したと発表した。模擬弾頭を搭載しており、予定の海域に着弾させて実験は成功したという。

 発射したのは潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられる。報道官は「ミサイル発射軍事訓練の年間計画に基づいている。事前に関連国には通知しており、国際法や国際慣例に合致している。いかなる特定の国家や目標に向けたものではない」と主張した。

 木原稔官房長官は6日の記者会見で、中国海軍が発射した弾道ミサイルについて、「我が国の領域や排他的経済水域(EEZ)の上空を通過したことは確認されていない」と説明した。日本関連の航空機や船舶の被害情報も確認されていないという。

 木原氏は「中国は国防費を継続的に高い水準で増加させ、十分な透明性を欠いたままICBM(大陸間弾道ミサイル)を含む核・ミサイル戦力を急速に増強させている」と指摘。「中国の軍事動向は、我が国と国際社会の深刻な懸念事項になっている」と述べた。ミサイル発射については豪州のマールズ国防相なども同日、懸念を表明した。香港紙などによると中国がSLBM発射実験を公表するのは1982年以来。

 これに先立ち政府は、在北京日本大使館が中国国防省から、弾道ミサイルを発射すると説明を受けたと発表した。内閣官房などによると、中国側が発射を通告したのは6日昼ごろ。5日には、海上保安庁が中国当局から「潮岬(和歌山県)南等において宇宙ゴミ落下に伴う区域の設定を行う」と情報提供を受けた。【畠山哲郎(北京)、高橋祐貴、原諒馬】

毎日新聞

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