モルドバ大統領、EU首脳と会談 「準備完了」加盟交渉加速促す

2026/06/23 09:47 

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 東欧モルドバのサンドゥ大統領は22日、ブリュッセルで欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長とコスタ欧州理事会常任議長(EU大統領)と会談した。サンドゥ氏は記者会見で6月に実質的に始まったEU加盟に向けた交渉について、「直ちに全分野で始めるべきだ。準備はできている」と加速するよう促した。フォンデアライエン氏は、これまで隣国のウクライナと歩調を合わせて進んだモルドバの加盟プロセスが今後は別個に進む可能性を示唆した。

 モルドバでは2020年に大統領に就任したサンドゥ氏が親EU路線を進めている。22年6月にウクライナと同時にEU加盟候補国となって以降、実質的に両国はセットで手続きの対象となってきた。

 ただ、その結果、ロシアに融和的だったオルバン政権下のハンガリーがウクライナの加盟に反対し続けたあおりを受けてモルドバも足踏みが続いていた。ハンガリーが5月、親EUのマジャル政権に交代したことで、EUは15日、司法改革などを伴う第1段階の交渉を始めた。

 加盟までには国内市場整備などを巡り、膨大な交渉が待つ。フォンデアライエン氏は今後について「あとは加盟候補国次第だ。必要となる改革もそれぞれ異なる」と語った。

 モルドバは旧ソ連構成国で、加盟が遅れて失望から親露に傾く事態をEUは懸念する。ただ、ロシアから全面侵攻を受けて改革の余力が限られる中でウクライナが結果的に加盟レースで「置き去り」となれば、ゼレンスキー政権には打撃となる。EUは今後も両国の扱いについて慎重な判断を迫られそうだ。【ブリュッセル岡大介】

毎日新聞

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