米国の経済制裁は「ジェノサイド」 キューバ副首相、東京で講演

2026/06/02 20:12 

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 米国による経済制裁を受けるキューバのマルティネス副首相が2日、東京都内で講演した。燃料の輸入が止まって適切な医療を実施できず、多くの人命が失われているとして、「ジェノサイド(集団虐殺)が行われている」と米国を批判した。

 米国は1月、キューバに燃料を輸出する国への制裁措置を発表。カリブ海で石油タンカーの拿捕(だほ)も行っている。

 マルティネス氏などによると、キューバは過去4カ月でロシア国籍のタンカー1隻分の石油しか輸入できていない。燃料不足により一部の地域では40時間程度の停電も発生。適切な医療が行えず、乳幼児死亡率は0・4%から0・9%に倍増した。小児がんの生存率も85%から65%に下がり、「本来は救える命が失われている」と訴えた。自国産の原油の精製や再生可能エネルギーの導入を進め、電力の確保を急いでいるという。

 米ニュースサイト「アクシオス」によると、トランプ米政権はキューバ政府の崩壊を見据え、軍事行動を検討している。マルティネス氏は「私たちは戦争を望んでいないが、侵攻があればどんな大きな対価を支払ってでも抵抗し、屈服することはない」と述べた。【片野裕之】 

毎日新聞

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