石垣島と台湾結ぶ定期フェリー就航へ 同路線の運航は18年ぶり

2026/05/28 18:22 

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 沖縄県・石垣島と台湾北部・基隆を結ぶ国際定期フェリーが就航するのに合わせ、基隆港で28日に記念式典が開かれた。同路線の定期フェリー運航は18年ぶりで、歴史的につながりが深い沖縄と台湾で観光や経済面の交流強化が期待される。

 フェリーは「やいま丸」(2万1535トン、545人乗り)で、約270キロを8時間で結ぶ。第1便は28日深夜に基隆を出発し、29日朝に石垣に到着する。当面は週1往復で、利用状況を見ながら週3往復を目指す。料金(通常期)は1万4560円(税別)から。石垣市が出資する第三セクター「商船やいま」が台湾の会社に委託し運営する。

 記念式典には日台の関係者が出席した。石垣市の中山義隆市長はあいさつで「この航路は単なる交通インフラではなく、観光や物流、文化などで日台をつなぐ懸け橋だ」と述べ、地元雇用の創出や若い世代の国際交流拡大に期待を込めた。

 中山氏は取材に対して、台湾周辺での武力行使に至らない「グレーゾーン事態」の発生や災害が起きた際、住民や観光客の避難にフェリーを活用したい考えを示し、規制緩和を国に求めていくと述べた。

 基隆港は日本統治時代に開発が進み、現在も台湾屈指の港湾として知られる。中心都市・台北から鉄道で40分程度と利便性がよく、フェリー就航は沖縄旅行が人気の台湾で注目を集めている。戦前は石垣島を含む八重山諸島と台湾の交流が盛んで、多くの人が相互に移り住んだ。【基隆・林哲平】

毎日新聞

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