トランプ氏、サウジやカタールにイスラエルとの国交正常化を要求
トランプ米大統領は25日、サウジアラビアやカタールなどのイスラム諸国に対し、イスラエルとの国交正常化を要求すると明らかにした。米国がイランとの停戦交渉に尽力していることへの見返りとして「最低限、同時に、義務付けるべきだ」と主張した。23日にあった中東首脳らとの電話協議でも議題にしたという。
イスラム諸国はパレスチナ問題を巡って長年イスラエルと対立し、イスラエルと正式な外交関係がない国が多い。ただトランプ氏はイスラエルを支持する立場から仲介に積極的で、第1次政権時代の2020年9月にはイスラエルと、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン両国が国交正常化を決めた「アブラハム合意」をまとめた。
トランプ氏は25日、自身のソーシャルメディアへの投稿でアブラハム合意が「中東に真の権力、強さ、平和をもたらす」と訴え、サウジアラビアやカタールは即座に署名するよう要求した。
イスラム諸国は、23年10月に始まったガザ紛争で人道危機が深刻化するとイスラエル批判を強め、国交正常化の機運は遠のいていた。ただ2月末に始まった今回の戦闘では、イランが湾岸諸国も報復攻撃の対象にしたことで、イスラエルと湾岸諸国が「対イラン」で連携する可能性があるとの見方もある。【ワシントン平野光芳】
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