NPT会議が閉幕 成果文書採択できず、茂木外相「極めて残念」
米ニューヨークで開かれていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は22日夜(日本時間23日午前)、成果文書を採択できないまま閉幕した。
茂木敏充外相は23日、成果文書が採択されなかったのは「極めて残念」とした上で、「核軍縮を巡る国際社会の分断が深まる中、NPTの維持・強化は引き続き重要だ。日本は『核兵器のない世界』実現へ現実的かつ実践的な取り組みを一歩ずつ進める」との談話を発表した。
核を増強する中国や核開発を急ぐ北朝鮮などに周囲を囲まれる日本は、安全保障上の理由から2021年に発効した核兵器禁止条約にはオブザーバー参加も含め慎重な立場を取る。一方、核保有国も参加するNPTについては核軍縮に向けた実効的な枠組みと位置づけてきた。それだけに、3回連続で成果文書が採択できず、空洞化する事態は避けたかったのが本音だ。
今回は北朝鮮の非核化やイラン核開発問題を巡り米中露などの主張が真っ向から対立する状況となった。日本は1976年にNPTを批准して50年となる節目の年だったが、閣僚でなく副外相らが参加した。
日本が支援した議長国のベトナムは、文書案から賛否のある表現を相当削除したものの、対立は最後まで解消されなかった。唯一の戦争被爆国の日本はこれまで「核兵器国と非核兵器国の橋渡し役」を自任してきたが、主導権を発揮できず、「課題山積の会議」(外務省関係者)となった。
会議では、関係が悪化する中国から日本が批判される場面もあった。中国代表は演説で「国際社会は日本の核兵器取得を断固阻止すべきだ」と訴え、日本が反論。茂木氏は22日の記者会見で「中国の演説には根拠のない指摘や多くの誤りが含まれ、到底認められない。事実無根の発言に冷静かつ毅然(きぜん)と対応する」と述べた。【田所柳子】
-
NPT、5年後の再検討へ信頼性高めよ 秋山信将・一橋大教授
米ニューヨークで開かれていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は22日(現地時間)、2015年、22年に続いて成果文書を採択できずに閉幕した。 ◇秋山信将・…国 際 7時間前 毎日新聞
-
APEC貿易相会合 エネルギーなど重要物資の供給安定で合意
中国の江蘇省・蘇州で開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合は23日、エネルギーなど重要物資の供給網の安定を守ることなどを盛り込んだ共同声明…国 際 10時間前 毎日新聞
-
NPT決裂、被団協とNGOが合同会見 核保有国や依存国を批判
米ニューヨークで開かれていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議が成果文書を採択できずに閉幕したことを受け、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)と、核廃絶に…国 際 11時間前 毎日新聞
-
店舗数世界3位の韓国スタバ 「戦車デー」閣僚も労組も不買運動
韓国のスターバックス・コリアが、軍が民主化運動を弾圧した光州事件(1980年)の追悼時期に「タンク(戦車)デー」と称するイベントを告知した問題を巡り、スタバ製…国 際 17時間前 毎日新聞
-
旧統一教会の韓鶴子被告、病気で一時釈放長期化 裁判は6月結審
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)被告(83)=政治資金法違反罪などで公判中=の一時釈放が長期化している。2025年9月の逮捕後…国 際 18時間前 毎日新聞
サイトマップ















